物議を醸す決断をした日本企業が顧客に許しを請った理由とは?
公開謝罪
日本では、名誉こそ重要な価値観の一つ。また、秩序や伝統を重んじる国でもあります。企業として、人々が期待するものから逸脱して、顧客を失望させるようなリスクを負う場合、面目を失うことにつながりかねません。そのため、日本では、企業や代理店があらゆる理由で謝罪することがよくあります。
例えば、2017年、日本のある鉄道会社は、一度時刻表通りに運行できなかった後、「旅行者の皆様にご迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます」との公式声明を発表したことさえあります。従業員の一人が、時刻表を十分に確認していなかったのが原因です。実際の問題はたった20秒早く列車が出発してしまったというもの。
また、赤城乳業の謝罪内容はさらに特殊なものでした。